WindowsXPの起動用CD作成

通常、Windowsの回復コンソール起動ディスクはフロッピーから行います。
しかし、CDから起動できる方法がありました。
もちろん、このCDはリカバリ用のCDではありません。
リカバリだとHDDの中身がマッサラになりますからね。

用意するものは複数。
まず、Microsoftから今あなたが使っているOSの起動用ディスクをダウンロードします。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;880422

私は、WinXP Pro SP2なので、Windows XP ProfessionalのWindows XP Service Pack 2 (SP2) の場合ですね。
ダウンロードすると『WindowsXP-KB310994-SP2-Pro-BootDisk-JPN.exe』というファイルが保存されます。
便宜上、以下に置くとします。

C:\WinXP_SP2_BootDisk\

次に、exeファイルを『解凍』します。
実行ではなく、解凍です。
解凍すると8個のファイルが出来ます。
ここで『.img』以外の2個のexeファイルは不要なので削除します。

次に『I386』フォルダを新規作成します。
便宜上、以下に作ります。※既存のI386フォルダがある階層には絶対に作らないで下さい

C:\WinXP_SP2_BootDisk\I386

で、ISOイメージファイル作成ソフトを使ってこの先はファイル操作をします。
インターコム製のISOイメージファイル作成ソフトを使用しました。

ファイル-->開く で、さっきダウンロード保存して解凍して出来た、『.img』ファイルを指定して開きます。
※ファイルは連番になってます。『cdboot1.img|cdboot2.img~cdboot6.img』この連番通りに操作します。つまりココでは『cdboot1.img』。

操作-->抽出 で、『cdboot1.img』の中身を抽出します。
抽出先は先ほど作成した『I386』フォルダです。
確認ダイアログで『OK』。
抽出した後、再び ファイル-->開く で、『cdboot2.img』を開いて抽出を『cdboot6.img』まで繰り返します。

次に『wxp10.zip』というものをダウンロードします。
解凍すると、『cds』というフォルダが出来て、『wxppro』→『files』といくと、1つのbinファイルと2つのファイルがあります。
『win51ip』というファイルをコピーし、同一フォルダ内に貼り付けて下さい。
コピーして出来たファイルを『win51ip.sp2』にリネームします。

さて、またソフト操作に戻ります。
操作-->フォルダを追加 で、『I386』フォルダを指定。
次にブートに必要なファイル群を指定します。

操作-->ファイルを追加 で、『files』内の3つのファイル(『win51』『win51ip』『win51ip.sp2』)をCtrlキーを押しながら選択し開きます。
ブート-->ブートイメージの読み込み で、『files』内の最後のファイル『w2ksect.bin』を開きます。

これでブート可能になるので、名前を付けて保存で、任意の場所に任意の名前を付けて保存して下さい。
後はライティングソフトでCDに焼くだけです。

別のISOイメージファイル作成ソフトを使い、既存のI386フォルダとwxp10.zip内のファイルを使うと、ライセンス認証が不要のWindowsXPインストールCDも作れます。
もちろん、これはプリインストールされていたPC以外にインストールすると違法というかライセンス違反になるのでやり方は公開しません。
公開してるサイトもありますが、自己責任でと書いてますし。
プリインストールされてたPC以外にインストールすると、WindowsUpdateも、IEのバージョンアップも、バグの送信などMicrosoftとの通信は一切できなくなりますし。(実際に制限されるのではなく、通信すると当然バレるのは分かりますよね)

実際に作りましたが、リカバリCDなくしてもコレならクリーンインストール可能ですね。